- 皓哉 阿部
肉ばなれとは
今日はスポーツではよくあるケガ、肉ばなれについてお話します。
肉ばなれとは、急激に筋が伸ばされたり、踏ん張った時など、予期せぬ筋の運動によって発生する筋腱移行部の筋線維または筋膜の部分断裂のことを言います。
Grade 1は自発痛、圧痛を伴った軽度の違和感や軽い腫脹がある。
Grade 2は断裂部に軽度~中等度の欠損があり、疼痛のために歩行に支障をきたす。
Grade 3は中等度~重度の欠損を損傷部に触知できる。足を地面に接地することが困難。
肉ばなれはハムストリングス(大腿二頭筋、半腱様筋、半膜様筋)が最多で、腓腹筋、大腿四頭筋、股関節内転筋群がこれに次ぐ。ハムストリングスの肉ばなれは陸上競技の短距離やサッカーに多い。テニスのサーブの際に起こる腓腹筋の肉ばなれはテニス脚tennis leg とよばれる。
肉ばなれはGradeⅡ以上になると、競技復帰まで4週間はかかる言われます。
安静・固定・テーピング→リハビリ→復帰
安静・固定期間が長くなるほど、リハビリ期間も長くなります。それは筋力低下が起きてしまうからです。
当院では、受傷直後から積極的に治療を行います。重症例でも1~2週間ほどでかなり歩けるようになります。早期から歩けるようにしておくことで、筋力低下を最小限に抑えられます。これが復帰への近道です。
手技には自信があります。
安静にして痛みがなくなるのを待つしかない ということはありません。
できることはたくさんあります。
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